公営競技の1つ「競輪」。競技とはいえギャンブル要素もある競輪なので、勝つことは必須の条件だと言えるでしょう。でも、そんなに簡単に勝ち続けられる物でもないのがギャンブルの難しいところです。今回は、競輪での勝ち方とはどんなものなのか?競輪で勝つコツをいくつかご紹介していきます。
競輪でなかなか勝てない!その理由は?
競輪は公営競技の中でも比較的勝ちやすい競技だと言われています。公営競技には「競輪」「競馬」「競艇」「オートレース」がありますが、この中で競輪は「展開7割:技術3割」と言われ、心理的要素で勝ち負けが決まるパターンが非常に多いのです。
それでも、なかなか競輪で勝つことが出来ない。それは、基本を疎かにしてしまっていることが原因かもしれません。考えられる原因を以下にまとめてみました。
①ラインや選手の特性などの情報不足
競輪で勝てない理由1つ目は「情報不足」です。競輪には「ライン」と呼ばれる団体競技要素があります。スタートから打鐘が行われるまでは、基本的に団体で有利なポジションを押さえていきます。ラインの各選手の情報を得ることは必須なのにも関わらず、競走得点に重きを置きすぎてしまい、ラインの情報獲得が疎かになってはいないでしょうか?
②基本を疎かにした経験値不足
競輪で勝てない理由の2つ目は「経験値不足」です。競輪では7種類の車券の買い方があります。詳しくは後述しますが、経験値があまり足りていないのにも関わらず、払い戻し率の高い「3連単」ばかりを狙ってはいないでしょうか?経験値の足りない状態で、難しい予想を立てようとしても、なかなか当たるはずもありません。
また、簡単に当てやすいワイドで車券を買った時に、きちんと1着になりそうな選手を予想し続けているでしょうか?競輪の予想は経験を積み上げて勝率を高めていくことがキモです。情報を元に推測をおこない、1着と2着の選手を当てきる癖を持ち続けましょう。その経験値の積み上げが無いため勝つことに繋がっていない可能性も高いです。
>>【競輪の予想印】意味だけ知っても稼げない!予想に活かす3つのコツとは?
基本を押さえるのがポイント!競輪での勝ち方!
競輪での勝ち方について、いくつかのポイントをご紹介していきます!
①ラインを必ず活用する
競輪で勝つためには必ず「ライン」を活用しなければいけません。競輪ではスタートからゴール手前の1.5週まで、ラインというグループを形成して走ります。9選手いれば3選手3選手3選手のように、幾つかのグループに分かれて団体戦を戦うのです。
このラインは、選手の脚質、年齢、性格、出身地などを元に事前に決められています。団体戦なので他のラインを押さえ上位付近にいたラインの方が、上位に食い込みやすくなるのです。競輪できちんと勝てる人は、ラインをしっかりと活用して、上位の選手を当て続けています。
ラインが分かれば、選択肢を絞り込むことが出来るため、的中率は必然的に上がっていきます。勝つためにはラインを意識しましょう。
②ラインのレベルを確認する
2つ目のポイントは「ラインのレベル」です。ラインがあるのは分かっても「どのラインが強いのか?」が分からなければ勝ち続けることは出来ません。ラインの強さを測るには「競走得点」を元に算出するのがおすすめです。例えば、以下の通りにラインが分かれていたとします。
Aライン:1,2,3
Bライン:4,5,6
Cライン:7,8,9
そしてこの1から9の選手はそれぞれこのような競走得点の評価になっています。
Aライン:1(100), 2(100), 3(100)
Bライン:4(80), 5(80), 6(80)
Cライン:7(80), 8(120), 9(100)
競走得点とは「過去4カ月間のレースの実績」から算出される選手の強さを数値化したものです。上記の表では8の選手が120という競走得点を持っているため、一番勝率が高そうですが、該当するCラインには強さのムラがあります。
また、Bラインはどの選手も得点が低いため、上位争いにはあまり食い込んできそうにありません。ここでCとBを比べると、Cの方が有利なことが分かるでしょう。そしてもう一つのAラインですが、この3選手はほぼ同じレベルの強さの選手だと分かります。
ということは3選手が揃ってチームを形成し続けやすいと言えるでしょう。つまりAラインが一番上位に来るのではないかと予測されるのです。Cラインでは、7の選手が遅れてしまう可能性が高いです。このように、ラインの強さを知っておくのはとても重要な要素になります。
③ラインのメンバーの絆を確認する
ラインメンバーには「絆」の要素も大きく関わってきます。ラインを形成する要素の中に「性格」や「出身地」という項目を入れ込みましたが、ここはラインの絆と大きく関わります。例えば関東出身の選手で形成される「関東ライン」で地元の競輪場のレースに出走するとします。
関東ラインの選手は自分の地元で何とか活躍したいため、頑張って3人で勝ち切ろうとするのです。地元開催のため無意識的に絆は深まります。また性格の合う合わないも絆の強さに繋がります。選手は最終的に個人でしか賞金を得られません。
すなわち、「ラインでの勝利ではなく個人の勝利」を最後は優先するのです。性格があまり合わず、自分勝手な走行をしがちな選手が多いラインは上位に食い込みにくいかもしれません。ラインメンバーの情報をしっかりと入手しておきましょう。
④払戻額を確認して勝つ!
競輪で勝つためには「オッズ」を確認することが重要です。オッズとは払い戻される率のことです。人気の高い選手、勝ちそうな選手の車券は多くの人が購入するため払い戻し率が低くなります。
あなたがどんなに正確な情報で上位を当てても、買い目を分散させすぎて払い戻し率が悪い車券を買っていたのであれば、せっかく当てても、払戻金が少なくなる可能性もあります。
ということは、オッズが低い人気の車券に対しては買い目を絞って賭けなければいけませんし、逆にオッズが高い「穴」の車券はある程度分散させた買い方が定石なのです。
車券の買い方には「3連単」などの当てるのが難しい買い方と「ワイド」という3/36の確率で当たる当たりやすい買い方があります。買い方を工夫して当たりつつも勝てる買い方をしていきましょう。
⑤バンクと選手の相性を確認する
競輪場には周回(バンク)の長さが違うところがあります。多くの競輪場は400mのバンクですが、防府、松、奈良、前橋、富山などの競輪場は333mとバンクの長さが短いです。
選手には「捲り」が得意な選手と「逃げ」が得意な選手がいます。バンクの短い競輪場では「逃げ」が得意な選手に有利だとされているのです。
さらに、バンクの長さには500mという長いタイプもあります。逆に500mの長いバンクの競輪場では捲りが得意な選手の方が有利にはたらきます。選手の情報を事前にしっかりチェックし、競走得点を加味しながらどの選手が上位に組み込みやすいのか?を事前に見極める必要があるのです。
>>【競輪場のバンク特徴まとめ】長さや角度(傾斜)を一覧にして解説!
まとめ
というわけで、今回は競輪でなかなか勝つことが出来ないと思われているあなたのために、競輪でどうすれば勝てるのか?という基本をご紹介してきました。競輪でなかなか勝てない人は、今回ご紹介したような「基本的なこと」を疎かにしている可能性が非常に高いです。
予想をするには毎回毎回レースの度に、基本を押さえた予測をし続けることが必須。常に自分の予想力を積み上げていかなければ、予想のスキルは向上しません。
どうして予想と外れたのか?どうして今回は勝つことが出来たのか?などの結果検証を繰り返して、競輪で勝てるギャンブラーになっていきましょう。