競輪場によって様々な特徴がある!特徴を知って予想に役立てよう!

競輪で勝つか負けるかを左右する条件として、選手と競輪場の相性は切っても切れない関係があります。そこで今回は、どの競輪場にどんな特徴があるのか?などについて、詳しく解説していきます。正しく競輪場の特徴を知って、適切な予想を立てていきましょう。

競輪場毎にどんな違いや特徴があるのか?

 

競輪場の特徴の中で着順予想に大きく関わってくるのは、選手が自転車で走行する「バンク」と呼ばれる場所です。バンクは333mから500mの長さの種類があり、各競輪場ごとで違う長さになっている場合があります。またバンクは車両が猛スピードで走りやすいように、コース自体に角度が付けてあります。

この角度も競輪場によって、様々異なるので、この辺りはかなり競輪の着順予想と密接にかかわるといえるでしょう。まとめると、競輪場には以下の通りの特徴があるのです。

・周長(長さ)
・みなし直線
・センター部路面傾斜
・直線部路面傾斜
・ホーム幅員
・バック幅員
・センター幅員

この辺りが、各競輪場におけるバンクの特徴になります。上記の項目の中でも「周長」「みなし直線」「センター部路面傾斜」は特に重要なポイントになるため、詳しく解説していきます。

①周長(長さ)

押さえるポイントの1つ目は「周長(バンクの長さ)」です。全国の競輪場の中には、333mのものや400mのもの、さらには500mのものがあります。ほとんどの競輪場は400mの長さですが、「前橋」「松戸」「小田原」「伊東」「富山」「奈良」「防府」の競輪場はバンクの長さが333mです。

また「大宮」「宇都宮」「高知」の競輪場のバンクは500mです。このように競輪場によってバンクの長さはまちまちですが、それぞれの長さで、以下のように決まり手が決まりやすくなる特徴があるのです。

・333m 逃げや捲りが決まりやすい
・400m 全体的に同じバランスで決まり手が出る
・500m 差しの決まり手が出やすい

このように、バンクの長さは着順予想をすることに非常に密接に関わっています。それは、バンクの長さの違いで「みなし直線」の長さが異なるためです。「みなし直線」については、次項でご紹介いたします。

②みなし直線

競輪場の特徴で押さえておくべきポイントの2つ目は「みなし直線」です。みなし直線とは、ゴール前のコーナーからゴールまでの直線のことをいいます。ゴールのすぐ手前のカーブ終わりからゴールまでの距離なので、厳密に「どこから」とは決められていません。そのため「みなし」直線と呼ばれているのです。

一般的には、333mのバンクのみなし直線が一番短く、バンクの長さが長くなるにつれてみなし直線も長くなるのが普通ですが、400mバンクの中でもみなし直線の長さには差がある場合も多いです。

みなし直線が長いと「差し」で2から3位にいる選手が1着に入りやすくなりますし、みなし直線が短いと「逃げ」で1位の選手が1着になりやすくなっています。競輪の予想をする際に、みなし直線の長さを知っておくことは有効です。

③センター部路面傾斜

競輪場の特徴で押さえておくべきポイントの3つ目は「センター部路面傾斜」です。センター部路面傾斜とは、バンクのカーブ中心部がどれだけ角度があるのか?ということです。競輪の専門用語では「カント」と呼ばれています。こちらも、各競輪場によって角度は様々に異なるのです。

ちなみに、センター部路面傾斜がきついほど「捲りや差しに有利」とされ、センター部路面傾斜が緩いほど「逃げに有利」となっています。

ただし、センター部路面傾斜はそこまでレース結果に反映されないという見方をされる方も多く、実際のところ、どこまで勝敗に直結しているのかは分かっていません。

主な競輪場のバンクの違いをご紹介

 

ここで、全国43か所の競輪場の中から、バンクの長さなどで特に特徴的な競輪場をいくつかご紹介していきます。

①みなし直線の長さ

みなし直線の長さで、最も長いのは「熊本競輪場」です。バンクの長さも500mで、みなし直線はなんと69.5mもあります。逆にみなし直線が最も短いのは「小田原競輪場」でバンクの長さは333m、みなし直線は36.1mとなっています。

差が33m以上もあるため、レース結果に大きく影響してくるでしょう。その他にも、同じ400mバンクなのに、「武雄競輪場」ではみなし直線が64.4mで「佐世保競輪場」に行くと、40.2mまで短くなっています。バンクの長さが同じでもみなし直線が異なるということは大いにあり得るのです。

②センター部路面傾斜

センター部路面傾斜で一番緩やかなのは「千葉競輪場」で24度となっています。一方で、「前橋競輪場」になると、36度も角度があります。これだけ角度に差があると、着順結果も変わってくることはあり得るでしょう。

どの競輪場で開催されるのか?その時の出走選手の決まり手にはどんな特徴があるのか?などをよく観察して、予想を大きく外さない工夫をしていきましょう。

主な競輪場の決まり手の特徴をご紹介

 

では続いて、各競輪場において、どんな決まり手の割合が多いのか?を調べてきました。主な競輪場をご紹介しておくのでご参考ください。競輪場によって、ここまで違いがあることがよくお分かりいただけるはずです。

①逃げが決まりやすい競輪場はこちら

決まり手で「逃げ」が多く起こっている競輪場は以下の5か所です。

奈良競輪場(32%)
別府競輪場(28%)
前橋競輪場(28%)
西武園競輪場(27%)
松戸競輪場(27%)

逃げの記録が多い競輪場では、ラインの中でも「自力-番手」の順でゴールする可能性が高いと言えるでしょう。強いラインを見極めることが出来れば、自力-番手で軸を置いて、3着は流して買うという方法もありそうです。

②捲りが決まりやすい競輪場はこちら

決まり手で「捲り」が発生しやすい競輪場は以下の5か所になります。

松戸競輪場(42%)
伊東競輪場(40%)
静岡競輪場(40%)
前橋競輪場(39%)
佐世保競輪場(39%)
岐阜競輪場(39%)

これらの競輪場では、決まり手に「捲り」表記がある選手が一歩優勢になってきます。また同じラインの中で着順予想に悩むのであれば、捲りが得意な選手を上位に持って行っておいた方が間違いないでしょう。

③差しが決まりやすい競輪場はこちら

最後に、決まり手で「差し」が多く出る競輪場をご紹介します。

大宮競輪場(59%)
宇都宮競輪場(54%)
高知競輪場(50%)
いわき平競輪場(50%)
和歌山競輪場(49%)

以上の5か所の競輪場では決まり手に「差し」が付くことが多いです。差しが多いという事は、「番手-3番手」の選手が有利な競輪場となっています。ラインの中での着順には、自力の選手が少し不利になっていると考えておきましょう。

このように、各競輪場での決まり手を調べておくだけで、強いラインの中でも結果的にどの選手が有利なのかがよく分かるようになります。きっちりと事前のデータを確認して、予想が甘くならないように注意しましょう。

>>【競輪の決まり手とは?】逃げ・捲り・差し・マークの意味と違いを解説!

まとめ

というわけで、今回は競輪の着順に大きく関わる「各競輪場の特徴」を詳しく解説してきました。同じバンクの長さの競輪場でも、かなり違いがあることがお分かりいただけたのではないでしょうか?

こうした競輪場の特性を事前に知っておくことで、結果予想が大きく有利になります。早速この情報を元に、車券を購入してみてください。今までは中々当てることが出来なかった、難しい賭式でも当てることが出来るようになるはずです。

>>【競輪場のバンク特徴まとめ】長さや角度(傾斜)を一覧にして解説!

Leave a Reply